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郡上八幡 寒ざらし

1月20日(日)、岐阜県は「郡上八幡」
郡上本染、「鯉のぼりの寒ざらし」を見に行ってきました。
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この日は13時から行われましたが、現地には10時半頃到着。
うっすら雪が積もり、天気は晴れ、絶好のコンディションです!
「鯉のぼり」は、既に吉田川に入れてあり、場所取りのカメラマンも大勢いました。
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「郡上八幡旧庁舎記念館」の前では、甘酒が無料で振舞われていました。
寒い中、暖かい甘酒をいただき、ホッと一息^^
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この建物の裏の駐車場では、鯉のぼりの色付けが行われていました。
目立たたない場所のため、観光客・カメラマンは少なく、もっとみなさんに見てもらえればいいのに~と、
少しもったいなく感じました。
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いよいよ、「寒ざらし」の始まりです!
飛び込みで有名な橋からの眺めです。
カメラマン・観光客が大勢集まっています。というか、ほとんど報道関係者とカメラマンです^^:
最初に報道関係者、その後2回、一般者用に川に入って行われました。
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この「寒ざらし」は、大寒に行われる郡上八幡の冬の風物詩です。
郡上本染は、「岐阜県重要無形文化財」に指定されています。
渡辺染物店は、天正年間(1570~80年)から続いていおり、現当主は14代目だそうで、非常に歴史があります。

「寒ざらし」は、郡上本染の技法のひとつ「カチン染め」の仕上げ工程で、染め上げられた鯉のぼりの糊を洗い流す作業です。
最も寒い大寒に行われるのは、より冷たい川の水に晒すことで生地は引き締まり、鮮やかに発色するからだそうです。
色の間の線は糊で書いてあり、色が付かないようになっています。
その糊を大きなスプーンのような道具で、剥ぎ取りながら洗い流し、刷毛で飛ばしていきます。
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この日は、気温5.5度、水温4.5度で、例年より暖かかったようですが、川の水はさぞかし冷たいことでしょう。
職人さんの苦労がうかがわれます。
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最近では「鯉のぼり」を飾る家も少ないことでしょう。
飾っても、今ではほとんどがナイロン製でしょう。
由緒正しいこの「鯉のぼり」、ネット見つけたお値段は、屋外用セットで「189,000円~」とのこと・・・。
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せっかく郡上八幡まできたので、街も散策しました。
郡上八幡は「水の町」としても有名で、とくにここ「宗祇水」が有名です。
「日本名水百選」の第1号だそうです!
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お昼には、もちもち食感の「ざるそば」をいただきました。(写真を撮るのを忘れていた~^^:)
食後にいただいた「そばプリン」です^^
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「寒ざらし」は2回行われており、次回2月3日(日)11時から行われます。
訪れてみては、いかがでしょうか~♪
by monsukewc | 2013-01-26 11:44 | 伝統文化